ホロライブの目指す一般化って何なんだ?

今更ながら昔の記事を読んだ。

2023年5月、YAGOOが一般化について語っている。

YouTuberがメジャーな存在になったことを例に挙げているので、VTuberを同様の存在にすることが一般化、ということだと思う。

カルチャーとして定着させるには、様々な企業と提携し、より多くのユーザーにリーチすることが必要だ、と書いてある。

 

現在のVTuberは、一部のオタク層やアニメ・声優・ゲーム・配信好きといった特定の属性を持つファンによって、特別な存在として扱われている。

ファンとしては、これまで大切に育ててきたVTuberを、ブランド価値を守りたいという心理がある。

これが一般化への抵抗感なんだろう。

しかし、特定の層に依存するビジネスモデルはいずれ限界が訪れる。

もしかすると、すでに市場の成長はピークに達しているのかもしれない。

 

このような状況の中、カバーが動いているのは、VTuber文化の一般化による新たなファン層の獲得と言える。

当然これには痛みも伴う。

新規ファンにアプローチすることで、既存ファンのニーズと乖離する可能性があるからだ。

配信が儲からないからといって、軽視してないか?

 

既存ファンとのバランスを保ちながら、新たなファン層との共存を目指す。

これが、最終的な落としどころになるだろう。


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