思いついたことをつらつらと書いていきます。
Vリスナーになるのになぜ条件があるのか。それは、見るだけではなく、VTuberとリスナーの間に双方向のやりとりが発生するからです。SNSが広がった昨今、ネット上で感想を書けばダイレクトに相手に伝わる可能性があります。あなたの書き込みは、常に第三者に見られています。そのことを念頭に置く必要があります。
まず始めに、VTuberの放送は楽しいものです。笑いあり、涙あり、あなたの感情を揺さぶる配信をしています。そこにチャット欄があるじゃろ?思わずコメントをしたくなります。私は迷わず書き込みました。草、と。
ここで求められるのは、自制心です。そのコメントは、他人が見て不快ではないか?配信者本人に失礼ではないか?一般常識として適切か?書き込む前に考える必要があります。感情が高ぶった状態で思わずコメントしたくなる瞬間、一歩立ち止まってそれらのルールを確認します。その間、わずか0.1秒。コンマの世界を生きる私達は、さながらアスリート並の自制心が求められます。チャットはeスポーツです。私の書いた草ははたしてセーフだったのか。
次に、コメントを書くとそれを見た配信者の反応が気になります。コメントありがとうございます!と感謝される時もあるでしょう。なぜそんなことを書くんですか!と怒られる時もあるでしょう。大半の場合、双方が冗談だとわかってやりとりをしている場合は、楽しい空間が出来上がると思います。やさしいせかい。そこに新たに書き込まれる、つまらない、という言葉。
ここで求められるのは、スルーです。十人十色、私が楽しいと感じた時、つまらないと感じる人もいるでしょう。感じ方は人それぞれです。反応してはいけません。リアクションをするのは配信者の役目です。リスナーとして出来ることは、そのコメントが流れるのをそっと待つだけです。目に入るのが嫌な場合は、ブロックしたりチャット欄を閉じるのも手でしょう。人はそれを愛と呼ぶんだぜ。
最後に、配信者の放送を見終わったあとにTwitter等で感想を見たり書いたりする場合、ここにもVリスナーは試練が待ち受けています。「面白かった」「楽しかった」「ここが好き」色々なリスナー同士の反応があるでしょう。中には、「つまらなかった」「時間の無駄だった」「何が面白いの?」等もあるでしょう。あのさぁ、それをわざわざ書く必要ある?と思う場面。
ここで求められるのは、場外乱闘をしないことです。リスナー同士で喧嘩をすれば、それがヒートアップし、最悪炎上します。私達のやりとりは、リスナーだけでなく、第三者にも見られています。野次馬のような、からかい目的の人も、残念ながらいます。
今、VTuberは様々な業界から注目されています。人に寄り添うエンタメであり、笑いと感動、癒し効果を与える存在。VR、モーションキャプチャー等、最新技術を盛り込んだ2D、3Dアニメーション。集客力を見込んだ企業のプロモーション。インフルエンサーとしての役割。スーパーチャットという分かりやすい金銭のやりとりに対する嫉妬。本当に色々な人に見られるようになりました。
Vリスナーは視聴者であり、協力者であり、マーケティングの対象です。自制心、スルーする力、場外乱闘NGと、3つの条件を今回はピックアップしましたが、実際はこれ以上に求められるでしょう。概要欄をよく見れば、チャットNGと書かれているかもしれません。そんな、ひたすら空気読みを強いられてなお、魅力が上回るVTuberのリスナーをあなたも始めてみませんか?
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